2019年参院選 序盤情勢考察 複数人区編

2019年参院選 序盤情勢考察 複数人区編

大手マスコミ各紙で2019年参院選の序盤情勢が発表されました。

 

各紙の情勢を観た上で、私なりの分析を行います。

 

本日は改憲ラインを大きく左右する複数人区を見ていきます。

 

場合によっては戦略投票も重要になってくる、鍵を握る複数人区になります。

 

 

北海道(定数3)

 

自民党の高橋はるみ氏が抜け出しており、立憲民主党の勝部賢志氏が続く。

 

3位争いでリードしているのは自民党の岩本剛人氏。

 

4位で共産党の畠山和也氏が追っている。

 

自民党は高橋氏の票を上手く岩本氏にも振り分ける戦略投票が重要になってくるだろう。

 

野党側は立憲民主党支持者でも場合によっては畠山氏に投票する行動が必要になってきそうだ。

 

 

茨城(定数2)

 

自民党の上月良祐氏が先行しており、2位に立憲民主党の小沼巧氏が続く。3位は共産党の大内久美子氏。

 

ほぼ上月良祐氏と小沼巧氏で決まりだと思われるが、大内久美子氏が逆転して2位に入る可能性もわずかにあるか。

 

 

埼玉(定数4)

 

今回から定数が4に増える埼玉。

 

自民党の古川俊治氏、立憲民主党の熊谷裕人氏、公明党の矢倉克夫まではほぼ確実。

 

4位も共産党の伊藤岳になるだろう。

 

国民民主党の宍戸千絵氏、日本維新の会の沢田良氏が続くが、共産党を逆転するのは難しいと思われる。

 

 

千葉(定数3)

 

自民党の石井準一氏がトップを走り、立憲民主党の長浜博行氏が続く。

 

3位は自民党の豊田俊郎氏で共産党の浅野史子氏が追いかける。

 

3議席目を自民と共産が争うというのは北海道に似た構図。

 

 

自民党は石井氏の票を上手く豊田氏に割り振る戦略投票が必要となる。

 

まだ投票先を決めていない与党支持者は情勢を加味し、豊田氏に投票するのが最善だと思われる。

 

浅野氏が逆転して当選圏に入るには長浜氏の支持者が戦略投票をすることが必要だろう。

 

 

東京(定数6)

 

自民党の丸川珠代氏はトップを取るだろう。公明党の山口那津男氏と共産党の吉良佳子氏が2位3位争い。

 

自民党の武見敬三氏と立憲民主党の塩村文夏氏が4位5位争いか。

 

最後の6議席目は立憲民主党の山岸一生氏がリードし、日本維新の会の音喜多駿氏が追いかける。

 

事実上5議席までは決まっており、最後の1議席が山岸氏になるか音喜多氏になるかという争い。

 

 

この1議席を立憲民主党が取るか日本維新の会が取るかは改憲2/3ラインを考える上でもかなり重い1議席になる。

 

自民、公明、維新で2/3を目指すなら与党支持者が音喜多氏に戦略投票するという考え方もありうる。

 

立憲民主党は上手く票を割り振って2人当選させることができるかどうか。

 

 

神奈川(定数4)

 

自民党の島村大氏がトップを走り、公明党の佐々木さやか氏と立憲民主党氏の牧山ひろえ氏が続く。

 

ここまでは当選圏内で最後の4議席目を共産党の浅賀由香氏と日本維新の会の松沢成文氏が競り合っている。

 

ここも東京同様、維新が最後の議席を取るか共産が最後の議席を取るかは改憲2/3ラインに大きく関わってくる。

 

与党支持者は松沢氏に戦略投票をするというのも考えられるし、立憲民主党や国民民主党支持者は浅賀氏に戦略投票をするというのも考えられる。

 

 

静岡(定数2)

 

自民党の牧野京夫氏がトップを走り、国民民主党の榛葉賀津也氏と立憲民主党の徳川家広氏が残る1議席を争う。

 

野党の勢力争いという意味ではどちらも負けられない戦いになる。

 

ここで国民民主党が負けたら先はないだろう。野党勢力は立憲民主党に集約されていくと思われる。

 

与党側としては改憲を考えると立憲民主党よりも国民民主党の方が仲間に引き込みやすい。

 

与党支持者が榛葉賀津也氏に戦略投票するというのもあり得ない選択肢ではないだろう。

 

 

愛知(定数4)

 

自民党の酒井庸行氏、立憲民主党の田島麻衣子氏、国民民主党の大塚耕平氏までは当選確実と見られる。

 

4位は公明党の安江伸夫氏。それを共産党の須山初美氏が追っている。

 

須山氏にも可能性はあるが、安江氏が逃げ切る可能性の方が高いだろう。

 

 

京都(定数2)

 

自民党の西田昌司氏がリードしており首位は固いだろう。

 

2位は共産党の倉林明子氏。3位に立憲民主党の増原裕子氏が追っている。

 

ここは茨城や静岡同様に野党同士の血で血を洗うような争い。

 

京都での共産党の強さを考えると倉林氏の逃げ切りが有力か。

 

 

大阪(定数4)

 

日本維新の会の東徹氏、自民党の太田房江氏、公明党の杉久武氏までは当選濃厚。

 

最後の4議席目を維新二人目の梅村みずほ氏と共産党の辰巳孝太郎氏、立憲民主党の亀石倫子氏が争う。

 

維新支持者は梅村氏に戦略投票を行い、二人当選を目指すのがベストの策。

 

改憲ラインを考えると自民党支持者や公明党支持者も梅村氏に投票するという戦略もありうる。

 

野党はどちらが抜けているというわけではないので票の集約が難しい。

 

この状況を考えると梅村氏がやや有利なのではないかと思われる。

 

 

兵庫(定数3)

 

自民党の加田裕之氏がトップを走り、公明党の高橋光男氏、日本維新の会の清水貴之氏、立憲民主党の安田真理氏が残り2議席を激しく争う。

 

自民党支持者は公明党に戦略投票をするか維新に戦略投票をするかという悩ましい状況だろう。

 

共産党は金田峰生氏が出馬し、現在は5位。逆転当選は難しいと思われるので、立憲民主党に戦略投票すべきかもしれない。

 

 

広島(定数2)

 

自民党の溝手顕正氏がリードしており、2議席目は自民党の河井案里氏と無所属の森本真治氏が激戦。

 

ここで自民党が2議席独占できるかどうかは2/3の改憲ラインを伺う上で、とても重要。

 

与党支持者は河井氏に票を集めるのが良いだろう。

 

共産党は高見篤己氏が出馬しているが、当選に絡むのは難しい。

 

森本氏に戦略投票するのもありだろう。

 

 

福岡(定数3)

 

ここは無風区。自民党の松山政司氏、公明党の下野六太氏、立憲民主党の野田国義氏の三人で決まりだろう。

 

国民民主党の春田久美子氏や共産党の河野祥子氏が当選に絡むのは難しいと思われる。

 

 

 
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