北海道5区補選 各世論調査の最新情勢

北海道5区補選 各世論調査の最新情勢

4/24に投開票が行われる2つの補選について各紙の情勢調査が出てきました。

 

京都に関してはどの紙も民進党の泉候補が優勢と伝えられておりますので、今回は北海道に絞って情勢をご紹介します。

 

まずは現在伝えられている情報を以下にまとめます。

 

 

共同通信:北海道5区2人が横一線 衆院補選、京都3区は民進リード

 

http://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=239458&comment_sub_id=0&category_id=256

 

日経新聞:北海道で自民やや優勢 衆院2補選、京都は民進リード

 

http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS17H1J_X10C16A4MM8000/

 

朝日新聞:池田氏・和田氏競り合う 衆院補選北海道5区、情勢調査

 

http://www.asahi.com/articles/ASJ4K51NRJ4KUZPS002.html

 

読売新聞:北海道5区横一線、京都3区泉氏優位…衆院補選

 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160417-00050132-yom-pol

 

北海道新聞:和田氏、池田氏譲らず 投票先未定2割 道5区補選本社世論調査

 

http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/politics/politics/1-0260511.html

 

 

以上が現在発表されている各紙の情勢調査です。

 

 

予想以上の大接戦

 

「互角や接戦の場合は名前が先に出る方が微差リード」という世論調査を読むときの常識を当てはめて並べ替えると

 

 

日経新聞:自民やや優勢(和田氏が5〜10ポイントリード)

 

北海道新聞:横一線、和田氏の名前が先(和田氏が0〜5ポイントリード)

 

読売新聞:横一線、名前の先後なし(互角)

 

朝日新聞、共同通信:横一線、池田氏の名前が先(池田氏が0〜5ポイントリード)

 

 

となります。

 

日経新聞の最大値と朝日、共同の最低値を取ると15ポイントの差があることになります。

 

これはサンプルの取り方や調査方法などによって異なりますので、どちらが正しいかということは現段階では言えません。

 

言えることはかなり接戦であるということだけでしょう。

 

 

無党派の動き

 

無党派では池田氏が優位な情勢になっています。私は以前北海道5区補選の情勢と重要性

 

「事前調査よりも大きな差をつけて自民党が勝つ」
「態度を明らかにしなかった無党派層は最終的に自民に流れる」

 

というのが最近の選挙の傾向だと述べました。

 

 

だから「情勢が出た時点で接戦なら和田氏が有利」ということをお伝えしましたが、今回は池田氏が無党派層からより支持を集めていますので、最近の傾向が通用しない選挙になるかもしれません。

 

 

各紙の記事を読む限りどちらも政党支持層の票はきっちり固めているようです。

 

基礎票では自民・公明・大地の方が民進・共産・社民・生活より多いので固い票では和田氏が優勢。

 

しかし揺れ動く無党派票で現状池田氏が多く集めているため、それが合わさって互角という情勢になっていることが伺えます。

 

 

両者とも残り一週間でどれだけ無党派票を確実な自陣営の票にしていくかが勝負になりそうです。

 

どちらにとっても楽観も悲観もできない展開。

 

 

自民・公明・大地連合が勝つか。

 

民進・共産・社民・生活連合が勝つか。

 

 

勝った方が夏の選挙でも票を伸ばすでしょう。

 

 

今後も自民・公明の政権与党に政権を託すのか。

 

それとも民進・共産・社民・生活の野党連合が政権交代することを望むのか。

 

 

長い目で見るとそこまで左右されるかもしれない大切な一週間になりそうです。

 

 

 

 
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2016年参院選情勢予想 まとめ
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