2019参院選 比例代表情勢予想

2019参院選 比例代表情勢予想

2019参院選の比例代表における各党の目安議席数予想です。

 

前回に比べ定数が2増え、比例代表の定数は50議席となります。

 

投票率は50%台前半と予想します。

 

 

自民党

 

前回参院選では19議席と事前予想を上回る議席を獲得した。

 

前回衆院選でも比例票は約1850万票と安定している。

 

今回も18〜20議席ほどとなるだろう。

 

予想としては19議席。

 

 

公明党

 

公明党は自民党以上に毎回安定して比例票を積み重ねている。

 

前回は7議席を獲得し、近年の国政選挙の比例票を見ても700万票前後で推移している。

 

ただ2016年参院選に比べ、2017年衆院選では500万票ほど比例票を落とし、勢いは陰り気味か。

 

今回は6議席と予想。

 

 

立憲民主党

 

2017年衆院選で誕生した立憲民主党は希望の党の崩壊や国民民主党の低迷などで、野党第一党を固める選挙になりそうだ。

 

衆院選では希望の党と票が割れた中でも約1100万票の比例票を獲得しており、今回は野党に当時の希望の党ほどのライバルがいないことから、さらに票を積み増すことが考えられる。

 

200万〜300万票ほど積み増すと考え、13議席と予想。

 

 

共産党

 

立憲民主党と毛色が近く、野党共闘を優先して選挙区での擁立を控える傾向にある共産党。

 

2016年では約600万票の比例票を獲得したが、2017年では約440万票と大きく低迷した。

 

今回はよくて5議席といったところだろう。

 

 

国民民主党&自由党

 

統一会派を組むこととなった国民民主党と自由党。

 

だが両党とも党勢は衰えており、かなり厳しい戦いになるだろう。

 

国民民主党は1%以下の支持率となっており、組織票があるとしてもせいぜい3議席ほどか。

 

 

自由党は前回参院選でギリギリ1議席を死守しており、その票が合わさったとして良くて4議席。

 

ただ現在の両党の党勢を考えると4議席は厳しい気もする。3議席という予想が妥当だろう。

 

 

日本維新の会

 

橋下徹氏の引退以降元気のない印象のある日本維新の会。

 

前回参院選では最後の比例1議席レースで生活の党(当時)に競り負け、4議席にとどまった。

 

さらに2017年衆院選では票を落とし、約330万票まで落ち込んだ。

 

今回は3議席という予想が妥当だろう。

 

 

社民党

 

前回かろうじて1議席を獲得した社民党。

 

2017年衆院選では比例票が100万票を割り込み、いよいよ危ない状況にある。

 

ただ定数2増の恩恵もあり、今回もギリギリ1議席獲得はできると予想する。

 

 

れいわ新選組

 

山本太郎氏が新党を立ち上げたれいわ新選組。

 

山本太郎氏が比例に回ったが、特定枠に障碍者候補を二人立てるという異例の戦略を取った。

 

つまり山本太郎氏が当選するには比例で3議席取るしかない。

 

これは戦略ミスだろう。投票しても山本太郎氏の当選はほぼ絶望ということになると、固くない支持層は離れていくのではないか。

 

議席獲得は厳しいと予想する。

 

 

比例代表予想まとめ

 

以上をまとめると

 

 

自民党:19
公明党:6

 

立憲民主党:13
共産党:5
国民民主党&自由党:3
社民党:1

 

日本維新の会:3

 

 

以上が現時点での予想である。

 

 

 
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