外国人参政権問題
外国人に地方参政権を認めるかどうかという問題があります。
この問題に関しては私は断固反対という立場です。
理由は日本の領土や権限などの一部が外国のものになる可能性があるからです。
候補者選びのコツ その1でも書いたように、私の第一の政治的ポリシーは「日本を守ること」です。
なので日本の一部でも外国のものになるようなリスクがある政策には賛同できません。
クリミア問題から学ぶ外国人参政権の危険性
2014年にウクライナのクリミアがロシアに併合されるということが起きました。
このニュースは日本にはあまり関係ない遠い世界の出来事と捉えられてしまったかもしれません。
しかし実は日本でもよく議論になる外国人参政権問題とも関わっているのです。
日本ではそういうことは起きないだろうと深く関心を持たないままスルーしてしまっては、気が付いた時には日本でも同じようなことが起こってしまうかもしれません。
ウクライナ東部のクリミア地方はロシア系住民が多い地域でした。その地域が「我々はウクライナよりロシアに所属したい」と主張をした。
それに対してロシアは受け入れを表明、ウクライナやEUは反対を表明。という対立が起きたわけです。
そしてウクライナやEUの反対を押し切ってクリミアは住民投票を行って独立宣言を行った。
つまり直接ロシアに併合されるのではなく、あくまで住民投票による独立を成し遂げた上で、独立国家の主権行使を行ってロシアに併合されるということを選択したわけです。
これは国際法的には基本的に問題ありません。仮にロシアが軍事力でクリミアを併合しようとしたらもちろん国際法違反になりますが、今回の手順では問題がない。
つまり「ロシアがウクライナを侵略してクリミアを奪い取った」のと同じような効果を合法的に成し遂げることができたわけです。
ではもし沖縄で中国系住民が多数を占めたら?対馬で韓国系住民が多数を占めたら?
このことの怖さをちゃんと認識することができれば外国人参政権のリスクも理解することができるでしょう。
外国人参政権が成立した時の最悪シナリオ
仮に日本が外国人に対する地方参政権を導入したとしたら、
日本の過疎地域に外国人が大量に移り住む
↓
選挙で自分達(=外国人)の利益を代表する政治家を当選させる
↓
住民投票による分離独立を発議して賛成多数により日本国から分離独立
↓
その外国人の母国に併合される
という手順で日本の国土が合法的に侵略されるというのもあり得ない話ではないのです。
これは実際に政治レベルで懸念されている問題であり、たとえば対馬のwikipedia9.4外国人参政権を引用しますと、
外国人参政権問題
長崎県議会からは、外国人参政権について日韓両国は相互主義の成り立つ条件にないことを指摘したうえで、「長崎県は、対馬の問題を抱えている。対馬は韓国領だと主張する韓国人がいて、実際に韓国資本により対馬の土地の多くが買われ、韓国人が移住しているという現在、もし、在日韓国人に地方参政権が与えられたとしたら、韓国政府の意向を受けた地方公共団体の長や議員が誕生し、実質的に対馬を韓国領とされてしまうという悪夢が実現するのではないかという大きな懸念を持っている」として、外国人参政権付与に反対する意見書が鳩山由紀夫内閣総理大臣、平野博文官房長官、横路孝弘衆議院議長、江田五月参議院議長などに提出されている。
東京都江戸川区議会議員の田中健は、「外国人参政権が付与されれば数万人の韓国人が移住して行政に影響力を持ち、住民投票によって分離独立宣言がなされた後に韓国に併合される恐れがある」と指摘している。
以上の通り、議会レベルで現実の問題として懸念されていることなのです。
この懸念がもし現実になれば対馬が韓国のものになることや沖縄が中国のものになることだってありえないことではありません。
しかも合法的な手法によってです。
日本の一部が日本でなくなるリスクが少しでも上昇するような政策は私の立場として絶対に認めるわけにはいきません。
選挙を語る上で外国人参政権の問題については、日本の国土をどう守るか、日本人の権利をどう守るか、ということを合わせてしっかり考えるべきだと私は思います。