選挙に行くべき理由
「なぜ選挙に行く必要があるのか」
この問いは単純にしてなかなか答えが出ない問題です。
試しに知り合いの物知りにでも聞いてみて欲しい。
「先人達が勝ち取ってきた権利だから」
「民主主義だから」
「みんなが行かなかったら政治が成り立たないから」
「国民の義務だから」
などなど。色々な答えが返ってくると思います。
しかし私は自信を持って「これだ!」と言える答えを持ち合わせていません。
自分一人が行かなくても結果は変わらない
大前提として自分が一票入れたところで結果はほぼ絶対に変わりません。
自分の一票が結果を左右する意味を持つのは自分が一票入れたことで候補者が一票差で勝利したというケースのみ。
国政の規模ではどんなに接戦でも数百票は差がつくので一票差で決着というのはまずありえません。
それならば貴重な休日にわざわざ選挙なんかに時間を割かないで有意義に過ごした方がいいのではないか。
こういう考え方も至極合理的であると思いますし、有効な反論はありません。
自分の一票で世の中を動かすために
しかしそれでも私は選挙に行くべきだと思っています。
たしかに自分が一票入れるだけでは何も変わらないかもしれない。
でも選挙に行くことで政治について考えるようになる。当事者意識を持つことで自分自身の政治意識は高まる。
政治意識が高くなると世の中の色々なニュースに興味を持てるようになる。
それはそのこと自体が有意義なことであるし、政治意識が高くなって日常会話でも政治の話題が普通にできるような人間になれれば、自分の考えを人に伝えることで、相手の政治意識を変えることに繋がるかもしれない。
日々の行動が積み重なって周りの多くの人の政治意識を高めて行き、自分の考えを伝えた人が選挙に行くようになれば結果的に自分の1票は10票にも100票にもなっていくかもしれない。
だから選挙に行くことは大切ですし、どうせ行くのならば自分の1票をただの1票で終わらせないよう政治に対する意識を高く持って欲しいなと思っています。
私にとってはまさにこのサイトがそうです。このサイトを見て一人でも多くの人に「選挙に行こうかな」と思ってくれればいいなという想いで作っておりますから。