民主主義ってなんだ

民主主義ってなんだ

「民主主義ってなんだ」

 

このフレーズは2015年秋に成立した安保法案に反対する某学生団体がよく使っていましたね。

 

しかし彼らはまったく民主主義について理解していません。

 

民主主義というものの定義をしっかり理解すれば選挙がどれだけ大切なものなのかわかって頂けると思うので、解説しようと思います。

 

 

安保法案採決は厳然たる民主主義

 

まず安保法案が可決された時に「独裁」とか「民主主義無視」とか言ってる人とかいましたが、正当な選挙を通じた政権が正当な議会手続きを踏んで決めている時点で何の疑いもなく完全なる民主主義です。

 

「民主主義だからといって多数派が何でもやっていいのか!」とも聞かれますが、正当な手続きを踏んでいれば民主主義の制度的には何でもやっていいんです。

 

極端に言えば「日本は全ての国に宣戦布告して世界征服を目指します法案」みたいなのを通したって別に民主主義的にはオッケーなわけです(もちろん憲法上とか道義上の問題はありますが)。

 

 

民主主義を背負う国民の責任は重い

 

民主主義は民衆に参政権が与えられると同時に責任もかかってくる。

 

自分たちで選んだ代表なんだからその代表が行う政治行為に伴う責任は国民が負う。

 

国民に責任がかかるということは仮に選んだ政府が徴兵制だろうが奴隷制だろうが世界征服だろうが何をやっても国民に責任がある。

 

そんなのを選んだ国民が悪いんです。嫌ならば選挙で変えるしかない。

 

そして選挙で変わった政府が全世界に対して宣戦布告をしようが全世界に核ミサイルを撃とうがそれもまた民主主義の制度上はオッケーなんです。

 

そんな政府に変えた国民が悪いんですから。

 

 

言葉では民主主義と簡単に言いますけど国民はめちゃめちゃ重い責任を負うんです。

 

だからこそとんでもない奴を選ばないためにもしっかり候補者を見極めて投票しなきゃいけません。

 

選挙に行かないということは「私は誰が選ばれてどんなひどい政治をされても文句言いません」と言ってるのに等しいです。

 

 

政治家の責任は国民が負う

 

たとえば冒頭に説明した2015年秋に成立した安保法案。法案に納得できなかった方もいるでしょう。

 

しかしそういう法案を通すような政治家を選んだあなた達が悪いんです。

 

逆に野党の暴力行為による審議妨害に怒りを覚えた方もいるでしょう。

 

しかしそういう暴力的行為で審議を妨害しようとするような議員を選んだあなた達が悪いんです。

 

 

民主主義というものは有権者にとてつもなく重い責任がのしかかっている。

 

そういうことをまず認識して欲しいなと思います。

 

 

 
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