第48回衆院選 青森、岩手、宮城選挙区情勢予想

第48回衆院選 青森、岩手、宮城選挙区情勢予想

次期衆院選の情勢予想です。本日は東北のうち青森、岩手、宮城の3県。

 

2016参院選では3県とも野党が勝利。

 

与党としてはリベンジを狙い、野党としては勝ち越したい県となる。

 

 

青森県

 

青森1区

 

青森市(旧浪岡町域を除く)、五所川原市、東津軽郡、北津軽郡が選挙区。

 

かつては自民党の津島雄二氏の地盤であり、最近は息子の津島淳氏が2連勝中。

 

民進党は前回維新から出馬し、約3800票差まで詰め寄った升田世喜男氏が出馬する。

 

 

共産党の票を足せば野党の票が上回るが、集団的自衛権の行使容認など保守系の升田氏に共産党が乗れるかどうかというのは微妙か。

 

しかし参院選で民進党の田名部匡代氏が激戦を制するなど野党の党勢は回復してきており、共産党がただ候補者を降ろすだけでも升田氏が若干有利になりそうか。

 

 

青森2区

 

十和田市、三沢市、むつ市、上北郡、下北郡、三戸郡五戸町が選挙区。

 

自民党の江渡聡徳氏が5連勝中と完全に地盤を築いており、前回も二位にトリプルスコア近い差で圧勝。

 

民進党はまだ候補擁立の目途も立っておらず、江渡氏の勝利は盤石。

 

 

青森3区

 

八戸市、三戸郡三戸町・田子町・南部町・階上町・新郷村が選挙区。

 

小選挙区制が導入された1996年以降、自民党の大島理森氏が全勝中。

 

 

民進党は前回出馬した田名部匡代氏が参院選で当選したため、次は元自衛官の工藤武司氏を公認予定。

 

しかし前回は田名部氏でも1万票近い差をつけられており、共産党の票を足し合わせても届かない。

 

新人の工藤氏が地盤を築いている大島氏に対抗するのは厳しく、大島氏の勝利は固そうだ。

 

 

青森4区

 

弘前市、黒石市、つがる市、平川市、青森市(旧浪岡町域)、西津軽郡、中津軽郡、南津軽郡が選挙区。

 

ここも1996年以降、自民党の木村太郎氏が7連勝中と盤石(96年のみ新進党から出馬)。

 

民主党は前回に続き山内崇氏を擁立するが、前回はダブルスコア以上の差をつけられており、今回も木村氏の勝利は固いだろう。

 

 

岩手県

 

岩手1区

 

盛岡市(旧玉山村を除く)、紫波郡が選挙区。

 

かつては現岩手県知事である達増拓也氏の地盤であり、現在は民進党の階猛氏が引き継いでいる。

 

 

自民党は前回敗れて比例復活した高橋比奈子氏が再び挑戦するが、前回は3万票差をつけられており、今回も厳しい戦いになることが予想される。

 

現実的には得票率を高めて比例復活に滑り込むことが目標だろう。

 

 

岩手2区

 

宮古市、久慈市、二戸市、八幡平市、滝沢市、盛岡市(旧玉山村域)、岩手郡、下閉伊郡岩泉町・田野畑村・普代村、九戸郡、二戸郡が選挙区。

 

かつては自民党の鈴木善幸元首相の地盤であり、現在は息子の鈴木俊一氏が地盤を引き継ぎ2009年以外全勝している。

 

 

民進党は前回生活の党から出馬して健闘した畑浩治氏が再挑戦。

 

共産党との票を合わせれば野党票自体は鈴木氏にも迫る。

 

参院選の岩手選挙区では野党共闘はある程度機能しており、衆院選でも共闘が成立すれば激戦になることが予想される。

 

 

ただ小沢王国と言われる岩手で地盤を保ち続けている鈴木氏が底力を発揮して接戦を制すると予想。

 

 

岩手3区

 

大船渡市、遠野市、一関市、陸前高田市、釜石市、西磐井郡、気仙郡、上閉伊郡、下閉伊郡山田町が選挙区。

 

中選挙区時代は旧岩手2区で小沢一郎氏の選挙区であり、小選挙区制導入後は小沢の腹心を送り込んでいた。

 

 

現在は小沢が民主党を離党した時に袂を分かった黄川田徹氏が地盤を築き、前回も自民党の橋本英教氏に対して大差で勝利した。

 

黄川田氏の強さは揺らいでおらず、今回も盤石だろう。

 

 

岩手4区

 

花巻市、北上市、奥州市、和賀郡、胆沢郡が選挙区。

 

小沢一郎氏の地盤であり、小選挙区制導入以降も全勝中。

 

 

前回は自民党の藤原崇氏が18000票差まで詰め寄る健闘を見せたが小沢氏は勝ちを譲らなかった。

 

小沢氏は次当選すれば議員生活50年という節目を迎える可能性が高く、それを花道に引退すると予想している。

 

おそらく小沢氏にとって最後の選挙となり、そして最後まで勝ち切ると予想。

 

 

宮城県

 

宮城1区

 

仙台市青葉区・太白区が選挙区。

 

自民党と民主党が接戦を繰り広げてきた選挙区だが、最近2回は自民党の土井亨氏が2連勝している。

 

 

民進党は前回敗れて比例復活となった郡和子氏が再び出馬予定。

 

また日本維新の会は畠山昌樹氏を擁立予定。

 

 

もし共産党が候補を降ろして民進党の票に乗っかれば自民党を13000票ほど上回る計算になる。

 

維新が出馬することで反自民票は割れるが、東北での維新の勢力はそれほど大きくない。

 

またリベラルな郡氏には共産党支持者も乗りやすいことを考慮すると郡氏が勝利する可能性の方が高いと予想する。

 

 

宮城2区

 

仙台市宮城野区・若林区・泉区が選挙区。

 

無党派層が多く、候補者が乱立する傾向がある選挙区である。

 

ここ最近は自民党の秋葉賢也氏が2連勝している。

 

 

民進党は前回維新から出馬した林宙紀氏を公認予定。

 

自民党と民進党の一騎討ちになるとすれば、前回の自民・次世代票は自民に、民主・共産・社民票は民進に乗ることが予想される。

 

 

それぞれ票を足し合わせてみると

 

与党票:106517
野党票:94008

 

と接戦になる。

 

ただ自民党の秋葉氏は現職であることの強みがあり、秋葉氏が接戦を制すると予想。

 

 

宮城3区

 

白石市、名取市、角田市、岩沼市、刈田郡、柴田郡、伊具郡、亘理郡が選挙区。

 

自民党の地盤区であり、2009年以外は全勝している。

 

 

前回は自民党の西村明宏氏が民主党の橋本清仁氏相手に28000票余りの差をつけて大勝。

 

民進党は候補者を新人の一條芳弘氏に差し替えるが西村氏相手に勝利するのは難しいだろう。

 

西村氏が順当に勝利すると予想。

 

 

宮城4区

 

塩竈市、多賀城市、宮城郡、黒川郡、加美郡が選挙区。

 

かつては自民党の伊藤宗一郎氏の地盤であり、2001年からは息子の伊藤信太郎氏が地盤を引き継いでいる。

 

 

2009年以外は全て伊藤氏が勝利しており、前回もダブルスコアで圧勝。

 

民進党は新人の坂東毅彦氏に候補者を差し替えるが勝ち目は薄いだろう。

 

 

宮城5区

 

石巻市、東松島市、大崎市(三本木町・松山町・鹿島台町・田尻町域)、遠田郡、牡鹿郡が選挙区。

 

民進党の安住淳氏が完全に地盤を築いており、小選挙区制導入以降は全勝中。

 

 

自民党は前回敗れて比例復活した勝沼栄明氏が出馬予定だが、前回は3万票差をつけられており安住氏に勝利するのは至難の業。

 

安住氏が順当に勝利すると予想。

 

 

宮城6区

 

栗原市、登米市、気仙沼市、大崎市(第5区に属しない地域)、本吉郡が選挙区。

 

小選挙区制実施以降、唯一「再補欠選挙」が行われた選挙区であり、菊池福治郎氏が辞職した後、補選で当選した小野寺五典氏も公職選挙法違反で辞職するという珍しいパターンがかつてあった。

 

 

しかし小野寺氏の公民権停止が終了し、再び出馬するとそれ以来完全に地盤を築くこととなった。

 

前回も7万票近い大差をつけて圧勝しており、民進党はまだ候補者擁立の目途が立っていない。

 

今回も小野寺氏が圧勝するだろう。

 

 

青森、岩手、宮城の選挙区予想まとめ

 

青森1区:民進
青森2区:自民
青森3区:自民
青森4区:自民

 

岩手1区:民進
岩手2区:自民
岩手3区:民進
岩手4区:自由

 

宮城1区:民進
宮城2区:自民
宮城3区:自民
宮城4区:自民
宮城5区:民進
宮城6区:自民

 

 

青森:自民3、民進1
岩手:自民1、民進2、自由1
宮城:自民4、民進2

 

 

 
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