2016年都知事選 マスコミの序盤情勢
東京都知事選の序盤情勢が報道されましたのでまとめておきます。
共同通信 都知事選、小池氏と鳥越氏が競る 増田氏追走、序盤情勢調査
http://this.kiji.is/127343242197206522
フジテレビ 都知事選 3候補による混戦 9割が「関心」
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20160717-00000716-fnn-soci
日経新聞 都知事選、小池氏が序盤先行 鳥越・増田氏が追う
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG17H1I_X10C16A7MM8000/
共同通信は小池氏と鳥越氏が競り合い。
競り合いの場合は名前が最初に出ている方が若干リードというのが定説ですので、小池氏若干リードという結果が出ていることになります。
フジテレビでは小池氏が一歩リードとはっきり出しています。
日経はもっと強く出しており、小池氏が先行と出しています。
ちなみに日経は北海道五区補選の序盤情勢でも唯一最終結果と一致した結果を出しています。
http://hajimetesenkyo.com/category2/entry49.html
この三つの結果を合わせますと、小池氏が5ポイントから10ポイント程度リードしており、鳥越氏が続く、その後を増田氏が追う序盤情勢と見て間違いないでしょう。
今後の情勢
4割ほどが投票先をまだ決めていないということですので、情勢は流動的です。
ただ小池氏の陣営にとって今回のリードしているという情報は心強いでしょう。
増田氏を支持していた自民支持層も勝ち馬に乗るために小池氏に流れることも期待できるかもしれません。
また鳥越氏との争いでは政策勝負に持ち込めば分があるわけですから、現在鳥越氏に流れている無党派層を取り込む余地もあります。
自民支持層に対しては「増田氏が遅れていて小池氏と鳥越氏と接戦だから自民党が勝つために小池氏に」とアピールしていけばいい。
無党派層に対しては政策の勝負に持ち込んで「冷静に考えて政策も大して無いし前日に思い立って決めた76歳の著名人候補に五輪前の大事な都政を任せるのってどうなのよ」と都民にアピールできたらしめたもの。
二方面でアピール作戦を展開できる土壌が整いましたので、かなり戦いやすくなったことは間違いありません。
鳥越氏陣営としてはとにかく無党派を取り込む戦略で逆転を狙うことになるでしょう。
参院選である程度成果を出した野党共闘を前面に打ち出して、接戦を制すという作戦になります。
実際に参院選では接戦の一人区をいくつも取りましたから、土壇場での力を参院選でも発揮できれば逆転のチャンスは十分あるでしょう。
増田氏としてはとにかく組織票を固めていくしかない。
しかし組織に属さない自公支持層の票が小池氏に流れている現状を見るとやや厳しい戦いになったか。
組織だけではないということをしっかり一般有権者に訴えていく戦略が必要になります。
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